バー(飲食店)の店舗となる物件を探そう

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バーなどの飲食店を開業するには店舗となる物件を探し、見つけることが必要になります。
しかし、中々希望通りの物件が見つからないのが物件探し。立地が良ければ当然家賃は高くなります。

物件探しのポイント

バー等を開業する際の物件探しにおいて、まず考えないといけないことは

場所

公共交通機関からの距離も重要になります。駅近なのか交通の便が良いのか。など考慮して考えていく必要があります。
また、路面店になるのかどうか。周囲のお店と比較し目立つかどうかなども考えなければなりません。

広さ

自身が理想とするコンセプトにあった空間を作れる広さがあるかどうか。また、トイレや厨房、客席の広さなども十分に確保できているのか。ということを考えなければなりません。

予算

毎月支払うことになる家賃はもちろん、その他始めに支払うことになる保証金などの金額にも注意しておく必要があります。また、賃貸借契約を締結する時には、後々のトラブルを防止するために保証金の返還方法なども明記し、確認することを忘れてはいけません。

設備

適切な場所に必要な設備を設置することができるのかを確認する必要があります。また、換気扇の位置やエアコンの状況なども確認しておくことを忘れずに。

客席数

満席になった場合に、どの程度の密度になるのか。またその時においての残りスペースがどのような状況になるのかといったことを考える必要があります。

お客様との距離や動きやすさ

厨房は使いやすいのか。スタッフやお客様との距離感をうまく作ることができるのか。ということを考える必要があります。

スタッフ数

スタッフが多い場合は、休憩所などの設備が必要になるので忘れずに確認する必要があります。

物件のオーナーについて

信頼することができる人かどうか。また、万が一破産をすると保証金などが返って来ない可能性がありますので、経済状況も確認できればベストです。

家賃の賃料の目安となる金額は?

店舗の賃貸借契約を結ぶと、当然月々の賃料が発生します。
この賃料は毎月の固定費として必ずかかってきますので、売上の予測からどの程度までなら毎月支払うことができるのか?ということを計算して決めなければなりません。
おおよその契約時の賃料の目安は、売上予測の5〜8%、粗利益の20%以内を目安に収めることができればいいとされています。

立地の特性と人の流れについて

バーを開業するための良い物件が見つかっても、立地や人の流れが悪ければ経営が難しくなります。
気になる物件が見つかったら、自分の足でその周辺を歩いたりして人の流れ等の調査をすることも重要です。

簡単に立地別の特性と人の流れについてまとめると

駅前

特性
家賃が最も高いエリア。大型チェーン店が多いのも特徴。

人の流れ
他地域の人がお客さんとしてくることが多いので、地元密着というよりも、気軽に入りやすい雰囲気のお店を好む傾向がある。

繁華街

特性
他のエリアに比べて、競合店が多く家賃も駅前と同様に高く設定されている。

人の流れ
他のエリアに比べ、人が最も集まるエリア。休日等は人の流れが途切れることはなく、客数は稼げる可能性は高い。しかし、固定客の獲得は難しくなる可能性あり。

住宅街

特性
地元の人が客層の中心となる。
競合店は少ないが、夜は家で過ごす人も多くいるため、バーの開業には向いていない。しかし、くつろげる雰囲気など特性を持った雰囲気を作ることができれば、隠れた人気店になることも。

人の流れ
夜になると人が減るため、夜間をメインとするバータイムの時間帯の営業にはあまり向いていない。

オフィス街

特性
固定客を作りやすい立地。
また、昼休み等は確実に一定の客数を見込めるので、ランチタイムの営業をすると需要は高く、見込み客を作りやすくなる。

人の流れ
会社が休みになる土日祝などは人がぱったりと減るので、土日祝の営業には不向き。

まとめ

簡単にですが、立地と人の流れについてまとめてみました。
バーを開業するにあたっては、しっかりと事業計画などを立て、売上見込みなどを計算してから、家賃交渉などに入ることをお勧めします。
また、物件を借りるにあたっては、立地や人の流れなども調査し、見込み客が見込めるかどうかなども検討していく必要があります。

どのようなビジネスもそうですが、事前準備・調査をしっかり行ってから事業を行うことが必要になります。

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